2015年12月07日

一切れのパン




中学生の時 国語の教科書で読んだ「一切れのパン」という話


とても印象深くて 未だに時々思い出す


あらすじはこうです。


第二次大戦中、ルーマニア人の「わたし」は敵国ドイツ軍に捕縛され、同じ境遇の仲間とともに拉致されました。列車での移動途中、何人かが脱走を企てます。
「わたし」もその中の1人。
列車から離れようとするそのとき、「ラビ」という名のユダヤ人が「わたし」にハンカチに包まれたパンを手渡します。

「このパンは、すぐに食べずできるだけ長く持っているようにしなさい。
苦しくてもパンを一切れ持っていると思うと、がまん強くなるものです。
そして、そのパンはハンカチに包んだまま持っていること。
そのほうが食べてしまおうという誘惑にかられなくてすむから。
わたしも今まで、そうやってずっと持ってきたのです」と。


その後「わたし」は何百キロも離れた自分の家まで、地獄のような逃亡生活を続けます。
その何日間もの絶食状態の逃亡生活は飢えとの戦いでもあったのです。
「殺されてもいいから投降して食べ物を恵んでもらおう」という思いが何度も頭をよぎり、実際に包みを解こうとして、ハンカチの結び目に手をかけたこともあります。
それでも「もう少しだけ我慢しよう…。」そう思い続けて逃亡生活は続きます。


ついに「わたし」は国境を越え、家族が待つ我が家までたどり着きました。
長椅子に横になっても眠れもしません。
妻の料理の匂いで「わたし」は「ラビ」からもらったパンを思い出し、ハンカチの包みを引っ張り出し、微笑しながら包みを解きました。

「これが僕を救ったんだ…」
「何がその中に入ってるの?」
「パン一切れさ」
その時、ハンカチから床に落ちたものは「一片の木切れ」だったのです。




人間の心理って不思議です



些細な事でも 信じていれば それが心の支えになって 


辛い事に堪えられたり 乗り越えられたりする





最近 一切れのパンだと思いこんでいたものが



一片の木片だった事がわかった



家に辿り着く前に ハンカチの中身を見てしまったアホな主人公ってとこかな




私ってホントに「おめでたいヤツ」だよなぁ(笑)



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posted by namiko at 23:15| 新潟 ☔| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする